> ネザーランド
 ジョゼフ・オニール「ネザーランド」の帯は、つい外してみたくなる。
 表紙に描かれた、ハドソン川越しに眺めるニューヨーク、マンハッタンの遠景が、この本を手に取るきっかけとなった。装画はクサナギシンペイ氏。装丁はハヤカワ・デザイン。
 表紙の半分以上が薄曇りの空で、タイトルがその低い位置に、細い明朝で慎ましく入っている。希望を言うならば、日本語のタイトルを取ってしまって、緑の川に小さく入っている英語のタイトルだけでもいい。商品として難しいだろうが。
 街を遠くから眺めるというのは、作中のオランダ人の心を表しているようだ。ニューヨークに完全には馴染めない、妻との間がうまくいっていない、不安定な感じ。
 さまざまな記憶が錯綜して語られ、前後関係を一瞬見失う。そういう空気感が、表紙と一体になっている。
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by robinsonfactory | 2011-11-17 13:05 | | Comments(0)

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
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