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 佐藤正午の文章が好きなのは、いま語っていることが本当は語りたいのではなくて、実は……といった展開が小気味いいからでもある。
 「5」でも、では、何を目指してこの話は進んでいるのか、というのがさっぱり見えてこない楽しさがある。
 そもそも「5」というタイトルが、どういう意味を含んでいるのか想像を巡らさなくてならない。
 あまりにシンプルなタイトルの本の装丁として、高柳雅人氏のデザインは、謎を提示し、その謎を謎のまま残したような印象を与える。
 きっとどこかにデザインの仕掛けがあるに違いない。
 そう感じて、あちこち見たのだが、特に変わったことはないようだ。
 あとは表紙をバリバリ剥がし、背の奥に隠れているかもしれない何かを探すだけだ。
 といっても、この本はミステリーではない。
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by robinsonfactory | 2011-12-13 19:03 | | Comments(0)

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
by robinsonfactory
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