> ブルックリン・フォリーズ
 グレーで縁取りされ、左上の隅に英語のタイトル。白地には緑色の線画。黒い帯が全体を引き締めた雰囲気のいい本を手に取ると、意外、ポール・オースターだった。
 遠くからではわからなかったが、イラストは丁寧に描き込まれている。裏表紙にまで続く街並(おそらくブルックリン)と、雑多なひとたち。ここにドラマがありそう。
 「ブルックリン・フォリーズ」は、いままで読んできたポール・オースターの小説に比べると、若干作り物じみた雰囲気。
 小説なのだから、作り物に違いないのだが、いいことも悪いことも、すべて予定調和の中に収まっているようで、意外なことが意外に感じにくい。
 とはいっても、面白さは抜群。
 読み終わって表紙を眺めると、あらかじめ決められた枠の中に収まった物語を、ここに表現したのか? と感じる。
 だから額縁の絵のように、縁取りしたのかと。
 挿画は大野八生氏。装丁は新潮社装幀室。
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by robinsonfactory | 2012-07-27 22:54 | | Comments(0)

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
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