> 燃焼のための習作
 カバーに茶色の丸い染み。
 珈琲か?
 読み始めると、1行目にコーヒーが出てくる。やっぱり珈琲だ。でもこれはコーヒーであって珈琲ではない。インスタントコーヒーだから?
 堀江敏幸「燃焼のための習作」は、表紙も見返しも茶色で珈琲をイメージしている。とはいっても珈琲そのものの話ではなくて、コーヒーを飲みながら、3人がとりとなめない話をしているという話。
 3人というのは、探偵と依頼人、アシスタント。でも、およそ探偵が登場する小説とはまったく異なる雰囲気で、依頼人も何を依頼しにきたのかわからない。
 外は嵐。どこにも向かわない会話。お茶に変えた2人と、いつまでもコーヒーを飲む探偵。いったい1人で何杯飲んでいるんだ。
 装丁は帆足英里子氏。
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by robinsonfactory | 2012-10-11 23:21 | | Comments(0)

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
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