> 阪東妻三郎の坂本龍馬
 商店街の道路を通行止にし、椅子が並べられている。スクリーンが吊るされ、日が暮れて、古い映画の上映が始まった。
 チャップリンか、キートンか。短い無声映画を思い浮かべた。
 ところが、張りのある声でナレーション(活弁)が入る日本の映画。
 阪東妻三郎だ。
 初めて見る。
 大政奉還を成そうと奔走する坂本龍馬。その最期。
 風が吹き、スクリーンが揺れる。
 寒い。
 でも、目が離せない。
 この活弁はなんだろう。
 笑わせようとしているわけではないのに、そのぎりぎりなところで鬼気迫る龍馬のセリフを叫ぶ。
 「中岡!」
 こんな映画があったのか。
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by robinsonfactory | 2012-10-29 22:43 | Comments(0)

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
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