> 骨董屋の非賣品

 神社の境内で行われていた骨董市で宝石箱型ラジオを見つけ、どういうわけか無性に欲しくなってしまった。

 安くはなかったし、古いラジオに興味もなかった。でも買ってしまった。

 10年も前のことだが、いまだにその時の心理状態が理解できない。

 

 そんな後悔ではなく、物を手に入れた嬉しさがいっぱいなのが「骨董屋の非賣品」(勝見充男著)。

 万年筆やグリコのおまけならまだわかるが、口が欠けた徳利、陶片などはなぜ? と思わずにいられない。

 いちばん驚いたのは円空の仏像を持っていること。そんな機会がくることもすごいが、仏像に酒の相手になってもらうなんて。

 古いラジオひとつに悩んでいるようでは、骨董という道楽を歩くことはできないのだろうな。


 骨董屋の非賣品。いいタイトル。表紙の写真もいい。本文の作りも丁寧で、きれいにハタキをかけられ、上手にディスプレイされた骨董屋という趣。

 写真は大屋孝雄氏、ブックデザインは木下弥氏。


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by robinsonfactory | 2015-06-26 17:16 | | Comments(0)

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