> 子供時代

 この小さい本はなんだろう。

 新潮クレスト・ブックスの棚で、ひときわ目を引く小ささ。大人に混じった子どものような、それでいて間違いなくクレスト・ブックスだ。

 書店で最初に見かけた瞬間、販促用のフリーペーパーかと思った。


 リュドミラ・ウリツカヤの「子供時代」。

 表紙の絵は、やや不気味なのに、見慣れてくるとどことなく可笑しい。とても細かく、目を凝らして奥の方まで見たくなる。

 パラパラめくると、中にも何枚か絵が入っている。わくわくしながら読み進めると。

 文章と絵がリンクしていない。でもなんとなく合っているような。

 リュドミラ・ウリツカヤの文章と、ウラジミール・リュバロフの絵は、それぞれが自身の子供時代を描いたもの。それが、奇跡的に似たような雰囲気を持っているのだ。

 著者と同じ体験をしていないのに、読んでいると、不思議に自分が子どもだった頃を思い出す。

 何度も何度も手に取って、眺め、読んでいたくなる。


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by robinsonfactory | 2015-07-03 22:39 | | Comments(0)

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