> 1859年の潜水艇

 「1859年の潜水艇」(マシュー・スチュワート著)は、目次や扉など細かい部分まで丁寧な作り。版元は、なくなってしまったソニー・マガジンズ。雑誌を発行していた出版社らしいと思う。

 海に沈んでいくときに浮かぶ空気の泡のイメージでタイトルは球体状。表紙の上3分の1には、古い図版が、まるで変色したかのような茶色で入っていて、その下のベージュとの対比もきれい。

 150年前にスペインで作られた潜水艇と、その開発者の話。最初は軍事目的ではなく、珊瑚を採るために作ろうとしたという。牧歌的、だけど実は本格的。しかし、できあがりのイメージがあるのに、当時の技術が追いついていかないのがもどかしい。

 もどかしさでいえば、題材は魅力的なのに、あまり夢中になって読めないのはなぜだろう。ジャケ買いして、ながく書棚で眠っていたものを大事に読み始めたのに、それはないよ、と思うし、そんなものだとも思う。

 デザインはヤマシタツトム氏。


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by robinsonfactory | 2016-02-20 16:50 | | Comments(0)

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
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