> 怪物はささやく

 映画館の予告で『怪物はささやく』が映画化されたことを知った。

 何年も前に原作本は購入しているが、ずっと本棚に埋もれたまま。この機会に読まないと。

 あすなろ書房版の本のカバーは、不気味なモノクロの絵に、細い明朝体の書名が白抜きで大きく入っている。絵に焦点を合わせると、書名が消え、少し離して遠目に見ると書名が浮き出てくるようだ。文字に加工が施され、「怪物」はやや不気味に、「ささやく」は優しげだ。

 この書名のデザインとほぼ同じものが、映画の日本語版タイトルにも使われている。それだけ、ロゴの雰囲気が物語と合っているのだろう。

 本文には、毎ページのようにイラストが挿入されていて、怪しげな雰囲気を醸し出している。イラストに合わせて、丁寧に文字を送っている。

 テーマは重い。死に向かっていく母親の姿を、受け入れられない少年の話。

 やりきれない気持ち、苛立ちを著者は表現したかったのだろうが、どうもぼくには届いてこなかった。

 でも、きっと映画は面白いはず。だって『パンズ・ラビリンス』の製作スタッフが映画化したというのだから。

 本のデザインは、鈴木成一デザイン室。イラストはジム・ケイ。



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by robinsonfactory | 2017-05-27 10:33 | Comments(0)

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