> 曲芸師のハンドブック

『曲芸師のハンドブック』(クレイグ・クレヴェンジャー)

 2008年に出版されたこの本は、いま新刊では手に入らない。クレイグ・クレヴェンジャーの著作も、翻訳されたものがほかには出ていない。なぜだ?

 本棚の奥にしまったまま、この本のことはずっと忘れていた。「発掘」して読んでみると、本当にこれはいい本を「発掘」したとわかった。いまさらながら。しかし、周りを見ると、この本は世間的には化石になっていたのだった。

 曲芸師の話ではないし、膝がありえない方向に曲がっている、表紙の男の話でもない。薬物中毒も、書類の偽造も些末なことだ。本筋は愛だ。この小説の中心には愛が流れている。

 秘密に気づいたとき、ページを戻して読み返してみると、そこここに愛の断片が見えてくる。


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by robinsonfactory | 2017-11-25 10:11 | | Comments(0)

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