> そしてミランダを殺す

『そしてミランダを殺す』(ピーター・スワンソン)

 はじめのうち、凡庸な小説だと思ってしまった。しかし、読み進めるうち、それは徐々に変わっていき、やがて決定的に何か違うものだと知る。その後は「この展開、予想できるはずがない!」という帯のコピーを実感していた。

 章ごとに、違う人物のモノローグが続く。同じできごとが、異なる姿を見せる。その度に、語る人物に気持ちがすっと入っていく。

 人殺しの話だけど、それが悪に思えない。不思議な魔術にかかってしまった。

 

 カバーのタイトル文字は、ちょっと変わった組み方をしている。文字と文字を縦横に結ぶ細い線は、登場人物たちの関係を暗示しているのか。いや、関係ないかな。


 カバーデザインは鈴木久美氏。


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by robinsonfactory | 2018-05-11 20:07 | Comments(0)

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