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藤原てい『旅路』


 表紙には、茶褐色に変色した轍の写真。

 緩く曲がりながら伸びていく道の先に、小さく写る女性の姿。


 そこから浮かぶイメージは、むかしの話、苦労を重ねた半生、振り返る余裕の生まれた幸せな現在。

 その程度のことしか想像できない。

 ところが、230ページほどの薄い文庫本には、壮絶な体験が綴られていた。

 敗戦後、満州から引き揚げる際の、混乱した状況。

 命からがらとは、このことを言うのだろう。

 月並みな感想だが、いまこの瞬間生きていることに感謝しつつ、できることは精一杯やろうと思う。

 カバーデザインは山影麻奈氏。(2018)



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by robinsonfactory | 2018-10-13 22:38 | | Comments(0)

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
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