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オモン・ラー
 ヴィクトル・ペレーヴィン「オモン・ラー」の表紙に、不思議な写真が使われている。
 月面らしき地に立つ、宇宙飛行士らしき人物。顔は鳥らしきイラスト。身体と頭の接合部分は、タイトルが入る白枠で隠れて見えない。このちょっと不気味な雰囲気は、そのまま小説の異様さに結びついている。
 オリジナルのロシア語版の表紙はわからないが、英語版はアマゾンで見ることができた。真っ暗な宇宙空間に浮かぶ、白い宇宙飛行士の写真。古代エジプトの太陽神ラーもいるものの怪しさがない。
 佐々木暁氏装丁の日本語版の方が、これから何が始まるのかわからない期待を含んでいる。
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by robinsonfactory | 2011-04-23 10:57 | | Comments(0)
魚雷さん
 荻原魚雷「活字と自活」からは、フリーライターの辛さがにじみ出ている。
 著者が古本の中に、先人の悩み、生き方をみて共感し、救われているように、同じフリーランスという立場で、この本から教えられることは多い。
 荻原氏の名前を初めて知ったのは、神保町で見つけた「古本暮らし」だった。林哲夫氏の奥行きのある絵に、間村俊一氏の柔らかい装丁の本で、扉の隅に著者のサインがあった。自信なげに小さく記された文字を見て、この人は女性だと思い込んでしまった。本の半ば、奥さんが登場するまでは。
 上製本の「古本暮らし」より、並製で、どことなくフリーペーパーの匂いがする組み方の「活字と自活」の方が、荻原氏の文章には合っているかもしれない。
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by robinsonfactory | 2011-04-04 22:48 | | Comments(0)
   

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
by robinsonfactory
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