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ミッドナイト・イン・パリ
 「ミッドナイト・イン・パリ」は楽しい映画だった。
 しかし、ヘミングウェイやフィッツジェラルド、ダリといった、登場する作家や画家たちに思い入れがないため、監督のウディ・アレンが意図するほどには堪能できなかったかもしれない。
 では、1920年頃の作家で誰に会いたいか。
 ジョン・ドス・パソスがまず思い浮かぶ。
 「マンハッタン乗換駅」「北緯四十二度線」「U.S.A.」など、タイトルを見るだけでおもしろそうだ。
 ただ残念なことに、日本語訳の本は、今は入手が難しい。日本では忘れられた作家なのだ。
 手に入らないとなると、さらに読みたくなる。
 幸い英語の本は、アマゾンで新刊を売っていて、何年か前に「Manhattan Transfer」を買った。
 英語なので、なかなか読み進められない。
 会いたいと言う前に、まずは1冊読まなくては。
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by robinsonfactory | 2012-06-19 22:28 | Comments(0)
バイ貝
 町田康の小説は、その場の思いつきとリズムで、へらへらと書いているような空気がいい。
 「バイ貝」は、どうでもいいような話だが、なんとなく引き込まれる。並べられた言葉は、実は丁寧に選ばれていて、一見破天荒だが、繊細。
 表紙には、筆で描かれたイラストとタイトルが、和綴じの本を模した体裁の中に収まっている。丁寧に書かれた文字だが達筆とは思えず、イラストも上手なのかそうでもないのか判断がつかない。
 よく見ると、これは実際に和綴じの本を制作し、それを写真に撮ったようだ。全体にとても細かく、手間のかかる作業だろうが、それを感じさせない。あえてセンスよくまとめない、その微妙なセンスが、町田康の文章と重なる感じがする。
 装丁は石川絢士氏。
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by robinsonfactory | 2012-06-14 23:30 | | Comments(0)
仕事部屋
 自宅でデザインの仕事をしていると言うと、とてもお洒落な部屋を思い浮かべるようだ。
 知り合って間もない人に話すと、聞いている表情から、雑誌で紹介されるような、クリエイターの個性的な空間が頭の中に浮かんでいるのがわかる。
 強く否定する。
 普通の、まったく普通の部屋ですよ。
 でも、仕事でつきあいのある人には、あえて否定しない。
 素敵な仕事部屋の方が、センスのいいデザインが生まれていそうだから。
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by robinsonfactory | 2012-06-08 22:21 | Comments(0)
通信教育探偵
 ユーモア小説という呼び方をされる小説は、読み始める前に距離をおきたくなってしまう。
 欧米の翻訳ものなら、いっそう身構えてしまう。
 この感覚を笑えというのか? うーん、なんだかな。
 そんな気分。
 「通信教育探偵ファイロ・ガップ」(エリス・パーカー・バトラー)は、ユーモア小説だ。
 読み進めるうちに、そのユーモア感覚に慣れ、だんだん心地よくなってくる。間抜けな探偵に同情さえしてくる。
 これがユーモア小説。
 クラフト紙に、濃淡の違う黒で刷られた表紙は、ハードカバーなのに安っぽさ満載で、ユーモア小説ってこんなもの、と思わせる。帯を巻いた状態の、ごちゃごちゃな感じがいい。
 装丁は長田年伸氏。
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by robinsonfactory | 2012-06-04 20:15 | | Comments(0)
   

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
by robinsonfactory
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