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都市と都市
 「カズオ・イシグロ絶賛!」
 帯の一番下に小さく印刷された文字。
 メインは「このミステリーがすごい! 第7位」と微妙なコピー。その下の、まるで下線のような文字の方に引きつけられた。

 チャイナ・ミエヴィル「都市と都市」。
 警察小説らしいのだが、表紙のイラスト(写真?)は一瞬、未来都市を題材にしたSFを思わせる。

 はじまりは普通のミステリーのよう。でも、なんだか違う。
 存在するのに、しないものとして「見ない」とは、どういうことだ?
 理解できない。
 なかなか馴染めない。
 まどろっこしい。
 それが、この小説の独特な世界を作り上げている。
 どちらの国にも属さない歩き方って、どんなふうだ?
 表紙の街並を見る。
 青い街を見るとき、赤い街は見てはいけない。
 赤い街のときは、その逆。
 そういうことか。
 装丁は岩郷重力+N.S。

 カズオ・イシグロは、どう絶賛したのだろう。
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by robinsonfactory | 2013-04-30 18:34 | | Comments(0)
ミルクから逃げろ!
 附録は、楽しい。
 「ミルクから逃げろ!」(マーティン・ミラー著)には、表紙で使っている牛乳瓶のイラストと同じ形の、小さな栞がついている。
 栞だから、附録とはいえず、おまけと呼ぶのもそぐわない。
 でも。
 本から離して、机の上にぽつりと置いてみる。
 なんだ、これは。
 遠くから見ても目を惹くシンプルなデザイン。
 これは立派な附録ではないか。
 本そのものの作りは、新書よりひとまわり大きく、嵩のある紙で25ミリほどの厚さにしてある。手に取ったときの雰囲気がいい。
 ストーリーは、意外にもすっきりまとまっていて、もっと奇抜な話かと身構えたところをスルリとかわす。装丁がスラリとしているのは、このためか。
 巻末の著者プロフィールは、翻訳者が送ってきたFAXをそのまま使っているようで、なんでだろう、時間がなかったのかと考えてみるが結論は出ない。
 装丁は内藤裕之氏。
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by robinsonfactory | 2013-04-23 18:26 | | Comments(0)
   

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
by robinsonfactory
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