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親愛なる
 小説の文中、突然自分の名前が出てきたらどんな気分だろう。

 こんな気分。

 いとうせいこう「親愛なる」。
 それは偶然ではなくて、あらかじめ、こちらから名前やメールアドレスの情報を送っておいたもの。
 知っていても、思わず後ろを振り返ってしまう、背後から見られている感覚になる。
 そんな仕掛けが施されている。
 
 オンデマンド印刷、簡単にいうとプリンターで印刷した本。だから、こんなことができる。
 カバーはない。
 表紙には、郵便物のごとく自分の住所と名前が印刷されている。
 知らない人からの手紙?
 印刷の精度のため、文字のふちがギザギザしていることさえ、手紙らしさを演出しているみたい。
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by robinsonfactory | 2015-03-21 11:03 | | Comments(0)
バベルの図書館
 ボルヘスの「バベルの図書館」。
 国書刊行会のこの本は、函入りで、手に収まる幅ながら、縦に長い変わった判型。
 表紙のイラストは、本だというのを忘れてしまう不思議な空気を生み出している。
 多分、不思議さは、どれがこの本のタイトルなのか、すぐにはわからないことにも起因している。
 一番大きな太い明朝体は「メルヴィル」で、次に「バベルの図書館」さらに「代書人バートルビー」と「J・L・ボルヘス」が続く。
 で、この本はメルヴィルが書いた「代書人バートルビー」。

 こんなこと言わずにすめばありがたい
 それならば言わずにいてくれればありがたいのですが
 でも言わなくてならない
 残念ながら聞きたくありません、でもわがままは言いません

 そんな、話。
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by robinsonfactory | 2015-03-13 23:11 | | Comments(0)
災厄の町
 エラリイ・クイーンか。
 ずっと読んでいないし、そもそも何を読んだのかも忘れている。
 久しぶりに読んでみようか。

 そんな気分にさせる新訳版「災厄の町」。
 一見、古い雰囲気の表紙。
 タイトルの書体、その薄い青色、ざらつきを入れた加工の具合、すべてがいい味。
 古い小説だよ、だけど新訳だよ、そんなささやきが聞こえる。
 物語のペースはゆったりして、ゆっくり読んでいると、やがて止まらなくなり。 

 カバーデザインはalbireo、イラストは三宅瑠人氏。
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by robinsonfactory | 2015-03-08 00:00 | | Comments(0)
   

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
by robinsonfactory
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