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もの食う話

 「老人の食意地のきたなさは…」で始まる、大岡昇平「食慾について」。文春文庫「もの食う話」に収められた一編。

 年をとると食への興味が薄くなってガツガツしない、なんてことはないと感じていたところ。


 食べることは生をつなぐこと。

 生への執着も、老人だからといって薄くなるわけではないと思う。

 できることなら、死ぬ間際まで、あれが食べたい、これが食べたいと食欲旺盛でいたい。

 しかし、まだ老人ではないのに、油物がきついと感じるようになった事実。

 量より質、美味しいものを少量でも、楽しく食べて生きたい。


 表紙に描かれた卵男の、ゆで卵一つを食べる幸せそうな表情。これが食の楽しさ。


 装画は古知屋恵子氏、デザインは関口信介氏。


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by robinsonfactory | 2015-04-18 11:46 | | Comments(0)
ロバート・B・パーカー

 ロバート・B・パーカーの文庫本を、100円で売っている古本屋が近所にあった。

 探偵スペンサーに惹かれ、熱心に買って読んでいたけど、あらかた読んでしまうと飽きて、友人にあげるなどして散逸。

 いま手元にあるのは、ガイドブックの「ロバート・B・パーカー読本」だけ。

 この本には短編がひとつ収録されているのを知っていたが、ずっと読まなかった。

 

 読んでみると。

 そう、こんな感じ。

 スペンサーものをぎゅっと凝縮したような短編。

 目新しさはないけれど、使い馴れたラケットを手にしたときのような感覚。(テニスも卓球もやらないが)


 ロバート・B・パーカーが亡くなって何年か経つ。

 辰巳四郎氏のカバーデザインは、いまでは誰も真似のできないヴィンテージ感が漂い、手放してしまった本を残念に思う。


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by robinsonfactory | 2015-04-10 17:57 | | Comments(0)
   

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
by robinsonfactory
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