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ジム・トンプスン

 文遊社から出ているジム・トンプスンの本が、『犯罪者』で4冊目になりました。

 それまで銀色を基調にしていたカバーが、今回は黒。何かの節目のように見えます。

 紙が微妙に変わったり、書体が少し違っていたりしますが、全体のトーンは似ています。天地50ミリの細い帯はすべて銀色で、背の「本邦初訳」は一緒。

 4冊を並べてみると、あれ、帯の文字がずれている。「本邦初訳」がすべて右側に寄っているのです。

 その理由はすぐにわかります。

 背には、日本語タイトルと英語のタイトルが並んで入っています。その両方の文字の幅全体が、背の中央にくるように配置してあります。そのため、日本語タイトルはやや右に寄っていて、帯の「本邦初訳」は日本語に合わせているからです。

 帯を取るとどうなるかというと、キャッチコピーの「本邦初訳」はなくなり、社名の文遊社が縦に入っているだけで、これも右に寄っています。

 これは仕方がないのでしょうか。

 文遊社が横組だったら、背の中央に配置できたでしょう。もしかしたら縦組という決まりなのかもしれません。そこでジム・トンプスン以外の本を調べると、やはり背文字の文遊社は縦組でした。

 とても細かく、どうでもいいことです。

 それとも、細かいところが気になるように、あえてずらして配置した策略なのでしょうか。


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by robinsonfactory | 2018-08-14 18:32 | Comments(0)
いとしの印刷ボーイズ

『いとしの印刷ボーイズ』(奈良裕己)

 漫画です。

 勉強になることがたくさんあります。


 フリーになる前、月刊誌を作っていたときは、毎月、出張校正で印刷会社へお邪魔をしました。

 従業員の休憩室として使っている部屋で、校正紙が出るのを待っていると、たまたまそこに居合わせた人が、気を遣ってお茶を入れ替えてくれました。

 先方の仕事を急かすのに、こちらの作業は待ってもらう。仕事だからしかたがないとはいえ、迷惑だったでしょう。それだけに、お客様として丁重にもてなされるのを申し訳なく思っていました。でもさらに申し訳なかったのは、その段階になってなお、修正をたくさん入れてしまうことでした。

 「ええ、こんなに。勘弁してくださいよ」営業の人の顔が忘れられません。


 そんな昔のことを思い出す、印刷会社を舞台にした漫画。

 たぶん、いまとてもお世話になっているのは、現場のDTPオペレーターの方々です。直接のやりとりは基本的にはありません。

 ぼくが送ったデータをチェックして、問題があれば直して出力してくれています。後でそのことに気づくこともあるし、まったく気づいていないミスも、きっとたくさんあるはずです。

 ありがとうございます。

 そんな感謝の気持ちが溢れ出す、印刷会社を舞台にした漫画。


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by robinsonfactory | 2018-08-09 16:14 | Comments(0)
   

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
by robinsonfactory
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