ネザーランド
 ジョゼフ・オニール「ネザーランド」の帯は、つい外してみたくなる。
 表紙に描かれた、ハドソン川越しに眺めるニューヨーク、マンハッタンの遠景が、この本を手に取るきっかけとなった。装画はクサナギシンペイ氏。装丁はハヤカワ・デザイン。
 表紙の半分以上が薄曇りの空で、タイトルがその低い位置に、細い明朝で慎ましく入っている。希望を言うならば、日本語のタイトルを取ってしまって、緑の川に小さく入っている英語のタイトルだけでもいい。商品として難しいだろうが。
 街を遠くから眺めるというのは、作中のオランダ人の心を表しているようだ。ニューヨークに完全には馴染めない、妻との間がうまくいっていない、不安定な感じ。
 さまざまな記憶が錯綜して語られ、前後関係を一瞬見失う。そういう空気感が、表紙と一体になっている。
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# by robinsonfactory | 2011-11-17 13:05 | | Comments(0)
ぼくの伯父さんの休暇(本)
 「ぼくの伯父さんの休暇」(リブロポート)を近所の古書店で買ったのは1か月前のこと。箱入りの本で、中から出すと、一瞬フランス語の本かと見間違うような表紙。装丁は茂木隆行氏。
 ほぼ毎ぺージに挿絵が入っている。ピエール・エテックスのこの絵を見ているだけでも楽しい。
 アマゾンで調べると、この本の後にアノニマスタジオから、青と白のたてストライプの表紙のものが作られたことがわかった。さらに中公文庫からも出ている。
 そしてこの本は、映画「ぼくの伯父さんの休暇」のノベライズだということを知った。
 映画の感想をネットで見てみると、なんだかとってもおもしろそうだ。それならば、本を読む前に映画を見るべきだろう。
 DVDを探す。
 新品14800円。
 高い。
 中古でも6000円くらいからだ。
 高いな。
 どうしようか。
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# by robinsonfactory | 2011-11-10 12:32 | | Comments(0)
関内外オープン
 今年の関内外オープンでは、シェアオフィスをいくつか回った。
 広いスペースに何脚も机を並べ、そこを貸しているところ。それほど広くはない一室を明確に区切らず、2人または3人で使っているところ。建築設計、デザイン、アーティスト、イベント企画と業種はいろいろ。
 こんな近くに人がいて、仕事をしにくくないのか。
 聞いてみると、ほとんどの人が、まったく気にならないという答え。考えてみれば、ひとつの会社で隣に同僚がいるのは普通のことだ。
 同室の人からアドバイスをもらう時もあると言う人がいた。異業種だから気づくこと、言えることもあるのだろう。
 でも、ぼくは一人の方が気楽だ。
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# by robinsonfactory | 2011-11-06 22:24 | Comments(0)
ペーパーショウ
 竹尾ペーパーショウで、福田和也氏が『朝日新聞に連載されていた夏目漱石の「道草」を誰かが切り抜きまとめたもの』を展示していた。古書で見つけたものらしい。1915年当時の連載小説は、横長の帯状と決まった形ではないらしく、何段かに分かれていたり、間に広告が入っていたりするらしいが、この本の中は展示されておらず想像するしかない。新聞そのものは、どこかで検索すれば見ることはできるかもしれないが、それらがどんな状態で貼られているのか、やはり想像するしかない。
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# by robinsonfactory | 2011-10-28 10:34 | Comments(0)
黄金町バザール
 黄金町バザールの街歩きツアーに参加し、何人かのアーティストたちのアトリエを訪れた。
 古い雑居ビルの中、かつての飲食店の内装そのままの空間は、自然光があまり入らない。灯りが増設されているようだが、部屋の隅々まで照らせるほどではなく、棚に置かれた人形の陰影が怪しさを増幅させている。
 ここで絵を描いているの? 
 この場所だからこそ生まれる何かが、あるのかしもれない。
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# by robinsonfactory | 2011-09-23 09:25 | Comments(0)
   

フリーランスのデザイナー 仕事の合間
by robinsonfactory
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